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12月19日外科手術と動物の福祉セミナー報告

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悪天候のなかお越しくださいまして、ありがとうございました。

獣医師、太田快作氏を招いての講演内容は、想像をはるかに越えた感動を共有する場になりました。


始終シーンとした空気のなか、モニターを見ながら先生のお話を聞き、その具体的な内容もさることながら、一人の人間から発っせられる、圧倒的な愛の強さと深さは、そこに居合わせた人々の内面を根底から揺さ振るような感じを受けました。


あらゆる立場から聞く今回の内容は、分別で自分をあえて変容させてきた方がもしいれば、とても苦しくなってしまうかもしれません。 しかしそのような感覚も一時的なものとして、命にダイレクトに関わる獣医師の方々には、やはりこの先大きなリーダーシップをとっていただきたいという、希望があります。

地域的な活動は今までもこれからも、誰に頼まれなくてもボランティア的な動きを継続している民間人がいるのですから。

犬や猫を癒しだと言う人々が多いなら、この生き物の処刑場は閉鎖しましょうよ!

その為の具体策が説明されました。 獣医になるのに、練習用として犬一匹切り刻み廃棄する必要は全くない!

そのための代替法の具体例が説明され、何より太田快作氏本人が証明しておりました。

産まれたての子猫や子犬は、母親の暖かい体温に包まれてやがて丸い目を開けて何の不安もないでしょう。まさか自分が実験や練習用として、切り刻まれるとは思ってもいないはずです。

それを止めたい!と言っています。 むしろ誰がやりたいのでしょうか。 この点において、今までにもチャンスはあった事、日本という国がこのチャンスにのらなかった事実。

ですから今回のセミナーのタイトルは、「未来を担う君たちへ」でした。

若い力、これはこの先の財産であり大きな希望です。 どんな国に住みたいのか。 国の在り方は、良心の声に従ってブレずに生きる者の数により変わるでしょう。

言行一致の人として生き直すのは、大変かもしれません。 だけど、人の命にさへ無頓着なこの国で、まずはこの小さな可愛らしい生き物を見捨てないところから、やっていきましょう。


アンケートでは、このセミナーで全ての獣医大学を回って欲しい。もっと多くの皆さんに聞いてもらいたいという声が多く寄せられました。

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